【ルマン24時間 2014】決勝ダイジェスト 中編…トヨタ苦境、アウディ猛追[写真蔵]

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ルマン24時間耐久レース 2014
ルマン24時間耐久レース 2014 全 30 枚 拡大写真

トヨタ『TS040 ハイブリッド』7号車をドライブする中嶋一貴が予選でポールポジションを獲得し、トヨタ悲願の初優勝に期待がかかった2014年のルマン24時間耐久レース。トヨタ、アウディ、ポルシェの三つ巴の戦いは、2010年からの5連覇を目指すアウディの優勝により幕を閉じた。レース中盤のもようをダイジェストで振り返る。

10時間経過

スタートから10時間、ピットクルーにも疲労の色が見える。トップは中嶋一貴からバトンを継いだアレクサンダー・ブルツのドライブする7号車トヨタ。約120秒差でアンドレ・ロッテラーの乗る2号車アウディが追いかける展開だ。3位は、2位から1周遅れで1号車アウディが続く。ドライバーは、かつて日本でも活躍したトム・クリステンセン。

4位には20号車ポルシェが続き、序盤に修理のためにピットに入った14号車ポルシェが上がってきた。大クラッシュから追い上げを目指す8号車トヨタは6位まで順位を上げてきた。

12時間経過

レースはちょうど半分となる12時間が経過。各クラス1位、2位が同一周回を走行するという異例の大接戦の中、深夜のサルトサーキットを舞台に、各マシンが周回を重ねる。54台でスタートした2014年のルマン24時間耐久レースも、11台がリタイヤを余儀なくされ、多くのマシンがガレージでの修理をしながらレースを戦っている。

レースは引き続き7号車トヨタが牽引する。同一周回で2号車アウディが追い、白熱のトップ争いが展開されている。3位を走行していた8号車アウディは突然のマシントラブル。スロー走行でピットに戻り、4番手を20号車ポルシェに譲るかたちとなった。

14時間経過

レース半分を終えルマンの魔物がついに首位のトヨタに牙を剥く。ここまで順調に首位を走ってきた7号車トヨタに電気系のトラブルが発生しコース上で立ち往生してしまった。悲願の初優勝が大幅に遠のくトヨタ陣営。7号車トヨタはそのままリタイヤを喫し、5位走行の8号車トヨタに望みを託す。

トヨタの脱落によりトップに立ったのは2号車アウディ。トヨタとの接戦から一転、2位を走る20号車ポルシェとは3周差の独走態勢を築く。3位は1分差で1号車アウディ、4位には14号車ポルシェが追いかける展開だ。

16時間経過

独走態勢を築き、5連覇へ向けてひた走る2号車アウディにもルマンの魔物は牙を剥いた。ターボ関係のトラブルにより20回目のピットストップの際にターボチャージャー交換を余儀なくされてしまう。結局2号車アウディは修理に23分を要しトップ争いから脱落。ここでトップに躍り出たのが1号車アウディ。40秒差の2位には20号車ポルシェが続き、再び大混戦のままルマンは終盤へと進んでいく。

※後半に続く

《編集部》

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