関空の発着回数が13か月連続で前年比増…新関西国際空港、5月運営概況

航空 企業動向
関西国際空港
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関空と伊丹の両国際空港を運営する新関西国際空港(新関西空港会社)は、2014年5月の関西国際空港(関空)並びに大阪国際空港(伊丹)の発着回数等の速報値を発表した。

まず関空については、国際線・国内線合計の発着回数が、1万1829回(前年比 109%)と 13か月連続で前年を上回り、5月として過去最高を記録した。特に、国際線合計の発着回数は7955回(前年比 114%)と 8か月連続で前年を上回り、5月として過去最高となった。

5月の関空の発着回数については、国際線が過去最高の夏期スケジュールによる供給量の増加、国内線旅客便は LCC の新規路線就航、増便等が発着回数増加の主な要因となっている。

関空の航空旅客数については、国際線・国内線合計の航空旅客数が151万人(前年比 111%)と 32か月連続で前年を上回り、5月として過去6番目の旅客数となった。ただし、5月の日本人旅客数は、49万人(前年比98%)と5か月連続で前年を下回るものの回復基調にある。

関空の外国人旅客数については、歴代2番目の水準となっている(歴代最高は2014年4月の62万人)。

関空の貨物取扱量は、国際線貨物量が5万8308トン(前年比 113%)と8か月連続で前年を上回り、前々年比も 108%と上回っており、24時間運用空港の強みを見せている。

一方、伊丹空港については、国内線合計の発着回数が1万1793 回(前年比 101%)と 15 か月連続で前年を上回った。この原因は、プロペラ機枠が一部低騒音機枠へ転換されたことや一部長距離便の増便が主な要因となっている。

伊丹空港の航空旅客数は、国内線合計が125万人(前年比 107%)と14か月連続で前年を上回った。

《山内 博》

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