【スマートコミュニティ14】リーフのバッテリーを再利用、大容量で割安な家庭用蓄電システムに

自動車 ビジネス 企業動向
フォーアールエナジーのリチウムイオンバッテリーシステム。縦横1mほどのコンパクトなユニットだ
フォーアールエナジーのリチウムイオンバッテリーシステム。縦横1mほどのコンパクトなユニットだ 全 3 枚 拡大写真

先日開催された、スマートコミュニティJAPAN2014で、エアロバイク風の発電装置を使って来場者と発電競争をしていたのはフォーアールエナジー。同社は日産『リーフ』のリチウムイオンバッテリーを家庭や企業の蓄電システムとして活用することを提案している。

【画像全3枚】

リーフの場合、航続距離が半分になってしまうとEVとしての使用に問題が生じることからバッテリーを新品に交換することになるが、取り外されたバッテリーも蓄電システムとしてはまだまだ使えるもの。そこで同社ではリーフから取り外されたバッテリーを充放電によりコンディション整備し、蓄電システムに再利用している。

もっとも現在はリーフの使用済みバッテリーはほとんど出ていないため、新品のバッテリーを使ってシステムを提供しているそうだ。ちなみに家庭用の12kWhのシステムの場合、価格は290万円ほど。それに補助金が100万円ほど受けられるので実質的な費用は200万円ほどだという。大型住宅でも停電時に2日前後、電力を供給できるという大容量の蓄電システムであることを考えると決して割高ではない。

同社では15年度か16年度にはリーフの使用済みバッテリーが増えると見ていて、そうなれば実質費用は一気に100万円台前半にはなるそうだ。ちなみにリーフの使用済みバッテリーでも12kWhの容量や約10年の寿命はほとんど影響を受けないという。

バッテリーのリユースが実用レベルになれば、EVのバッテリー交換費用も安くなっていくことが予想できる。バッテリーを使い切ってからリサイクルするため、使用サイクルがより効率的になる一石三鳥のシステムだけに、普及を期待したい。

《高根英幸》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. FRは存続する! レクサス『IS』次期型、電動化でどう進化?
  2. 『ジムニー』シリーズ専用「助手席オープントレイマット」が発売、置くだけ簡単・丸洗いも可
  3. ドア&エアコン付きゴルフカート、国内初の100台規模導入…アコーディア・ゴルフとPGM
  4. ヤマハモーターエンジニアリング、保育現場の負担を軽減する「電動アシストお散歩カー」開発、9月受注開始へ
  5. トヨタ『カローラツーリング』次期型はどうなる? 5つの注目点
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  3. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  4. 東京ミッドタウン八重洲で配送ロボット4台の本格運用を開始
  5. 三輪ソーラーEV『スリールオータ』、欧州の型式認定取得…記念モデルを限定30台で国内発売
ランキングをもっと見る