【パイクスピーク14】テスラ ロードスター、高性能版が参戦へ…ツインモーターは490ps

エコカー EV
Drive eO社のPP02(テスラロードスター ベース)
Drive eO社のPP02(テスラロードスター ベース) 全 3 枚 拡大写真
米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズの最初の市販EV、『ロードスター』。同車をベースに高性能化を図った車両が今年、パイクスピーク国際ヒルクライムに参戦する。

パイクスピーク国際ヒルクライムは、米国コロラドスプリングスで、1916年から開催されており、世界で最も有名なヒルクライムレース。競技は全長20kmのコースを一気に駆け上がり、タイムを競う。標高はスタート地点が2800mで、ゴール地点が4300m。標高差1500m、コーナー数156、ゴール付近では標高の高さに起因する酸素不足により、パワーが約30%ダウンするという過酷なモータースポーツ。

6月29日、決勝レースを迎える今年のパイクスピーク国際ヒルクライムに、テスラロードスターで参戦するのは、ヨーロッパ北東部のラトビア共和国に本拠を置く「Drive eO」社。2011年に設立された同社は、EVやハイブリッド車のプロトタイプを開発するエンジニアリング企業。

Drive eO社は2012年、ダカール・ラリーに参戦し、完走。2013年には、『PP01』でパイクスピーク国際ヒルクライムに初参戦した。

同社が今年のパイクスピークに投入するのは、PP01の後継車の『PP02』。テスラ ロードスターをベースに、さらなる高性能化を追求した。リアには2個のモーターを置き、トータル出力490psを獲得。二次電池のリチウムイオンバッテリーも、蓄電容量を40kWhに大容量化している。

《森脇稔》

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