ジャガーは、2013年の売り上げは前年比42%アップと、2005年以降最高の売り上げを記録したという。
ジャガー史上初のスポーツ・クロスオーバー・コンセプト『C-X17』が先日日本でも公開された。その席上でジャガー、グローバルブランド・マネージャーのアンナ・ギャラガー氏は、過去5年間注力してきたジャガーブランド再活性化の成果について説明した。
「この5年間で、我々は強い、モダンなジャガーのレンジを築きあげ、既存セグメントでの存在を最大に高めてきた。その一例として、四駆の投入、新しいパワートレイン、そして、ボディスタイルを世界中に導入してきた」と振り返る。
その結果、「自動車産業の最高峰になるためのブレークスルー製品を届ける段階に至った。それと同時にパフォーマンス、性能をジャガー(ブランド)の中心に再び据えて、未来に向けてさらなる成功を築いていく」と話す。
2013年の状況についてギャラガー氏は、「最も成長を遂げたプレミアムブランドだ」と評価。「2005年以降最高の売り上げを達成し、前年度比42%アップした。特に、中国、ロシア、ブラジル、インドを含む17の市場において、新たな記録を達成した」と述べる。
これは新製品の投入だけで達成したものではなく、「『XJ』はこの10年で最高の販売実績を達成。特に北米、中国での需要が強くなり、その要因の一部は四駆を導入したこともあるだろう」と分析。
そして、前述のブレークスルー製品のひとつに『XE』を挙げる。「このモデルは、官能的なデザインと知的な高性能という、ジャガーのDNAであり、革新的な要素を持っている」とし、ジャガーが長年生産化に取り組んできた、軽量アルミ構造の利用によって、「重量を増加させることなく、ジャガーのDNAを実現するに至ったのだ」と語った。