オービタル・サイエンシズ、国際宇宙ステーションへの次回補給船打ち上げは7月10日以降

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シグナス補給船Orb-2を搭載するアンタレスロケット第1段
シグナス補給船Orb-2を搭載するアンタレスロケット第1段 全 1 枚 拡大写真

2014年6月23日、オービタル・サイエンシズ社は、国際宇宙ステーション(ISS)へシグナス補給船運用2号機(Orb-2)の打ち上げは、最も早くて7月10日になると発表した。

シグナス補給船は、オービタル・サイエンシズ社の運用するアンタレスロケットに搭載され、標準で2000キログラムまでの貨物をISSに届けることができる。今年1月の運用第1号機打ち上げでは、国際宇宙ステーションに長期滞在中の若田光一宇宙飛行士らクルーの元へ、ISSから放出する超小型衛星など実験機材、宇宙飛行士の生活物資などを届けた。補給船には、フリーズドライを中心とした宇宙食だけでなく、生のリンゴやオレンジ、宇宙飛行士の家族からの差し入れ、トルティーヤなどが搭載されており、新鮮な食べ物を口にする機会の少ない宇宙飛行士にとって、貴重な機会となった。

今回、2回目となるシグナス商業補給ミッションでは、プラネット・ラボ社の超小型地球観測衛星の打ち上げなどが行われるという。

シグナス補給船Orb-2は当初の予定では6月に行われる予定だったが、5月22日にアンタレスロケットの「AJ-26」エンジン試験で不具合が発生した。不具合の起きたエンジンは2015年に予定されてる打ち上げのためのものであったが、急遽打ち上げ前のOrb-2についても点検が行われることとなり、延期となっていた。

《秋山 文野》

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