タカタ製エアバッグのリコール、BMWにも波及…米国向けE46型3シリーズ

自動車 テクノロジー 安全
BMW3シリーズクーペ(E46型)
BMW3シリーズクーペ(E46型) 全 2 枚 拡大写真
トヨタ自動車が6月中旬に発表し、日産、ホンダ、マツダにも波及したタカタ製助手席エアバッグの不具合によるリコール(回収・無償修理)。このリコールが、BMWにも拡大している。

今回のリコールは、助手席エアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合によるもの。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。これにより、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇。インフレータ容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがある。

このリコールを、最初に発表したのはトヨタ。これに、日産、ホンダ、マツダの日本メーカーが追従した。そして今回、同じタカタ製の助手席エアバッグ・インフレータを採用していたBMWも、同様のリコールを発表。

BMWの米国法人、BMWオブノースアメリカによると、先々代『3シリーズ』(E46型)がリコールの対象。直列6気筒ガソリンエンジンを搭載する「325i」と「330i」グレードの4ドアセダンと2ドアクーペが該当し、セダンは2001-2005年モデル、クーペは2001-2006年モデルが対象となる。

BMWオブノースアメリカでは、対象車を保有する顧客に連絡。交換部品が用意できる8月から、リコール作業を行うとしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
  2. トヨタ『カローラクロス』改良新型、米国はガソリン車も設定…ハイブリッドと顔が違う
  3. スバル『BRZ』、2026年モデルを米国発表…価格据え置きで2026年初頭発売へ
  4. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
  5. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る