米国の自動車最大手のGMと、中国自動車大手の上海汽車(SAIC)の中国合弁、上海GMは6月23日、新型シボレー『クルーズ』のインテリアを公開した。
新型クルーズは2014年4月、北京モーターショー14でワールドプレミア。この時、外装が公開されたのみで、インテリアについては披露されていなかった。
クルーズは、シボレーブランドのグローバル主力コンパクトカー。4ドアセダン、5ドアハッチバック、ステーションワゴンと幅広いバリエーションを備え、北米、中国、欧州などで販売されている。2010年半ばからの累計世界販売台数は、250万台以上。
中国で発表された新型クルーズは、中国専用車。2014年4月、ニューヨークモーターショー14では、大幅改良を受けた現行クルーズの2015年モデルを発表。中国以外の北米向けなどのクルーズは、2年以内にモデルチェンジが行われる見通しで、中国仕様が先行モデルチェンジを受けた形。
中国向けの新型クルーズは、GMのグローバルR&D部門がデザインを担当。新開発の車台に、シボレーの次世代デザイン言語を導入したボディを載せた。エアロダイナミクス性能を高めたクーペのようなルーフライン、短い前後オーバーハング、できるだけ4隅に置かれたタイヤなどが特徴。
エンジンは新世代の小排気量ガソリン「エコテック」を、GMと上海汽車が共同開発。2種類の直列4気筒ガソリンエンジンは、1.4リットルの直噴ターボと、1.5リットルの自然吸気。トランスミッションは、6速MT、6速AT、新開発の7速デュアルクラッチ「DCG」の3種類。上海GMによると、燃費は先代比で14-21%向上しているという。
6月23日、上海GMは、新型クルーズのインテリアを公開。先代よりも上級移行を鮮明にしており、サンドブラウンのレザーを用意。ダッシュボード中央には、クラス最大級の8インチのタッチスクリーンモニターを配置。車載コネクティビティの「シボレー・マイリンク」にも対応している。