内閣改造発表、華人政党から3人が入閣 副大臣ポストも3つ配分

エマージング・マーケット 東南アジア

ナジブ・ラザク首相は25日、内閣改造を発表。昨年5月の総選挙に敗北した責任をとって閣僚ポストを辞退したマレーシア華人協会(MCA)と人民運動党(ゲラカン)からキーパーソンが再入閣することが決まった。

両党に割り当てられたのは大臣ポストは3つ。

MCAのリオウ・ティオンライ党首が、ヒシャムディン・フセイン国防相が代行を務めていた運輸相に就任することが決まった。運輸相ポストは以前からMCAの指定席だった。

ペナン州で行なわれた先の補欠選挙に勝って下院議員に返り咲いたゲラカンのマー・シウキョン党首は首相府相に、MCAのウィー・カーション副党首も同じく首相府相に指名された。

副大臣ポストも3つ割り当てられた。MCAの党首補であるチュア・ティーヨン氏、リー・チーリョン氏、チュー・メイフン氏がそれぞれ、副財務相、副通産相、副女性家族共同体開発相に指名された。

先の総選挙で大幅に議席を減らしたMCAとゲラカンは閣僚ポストを辞退し、ナジブ政権から華人政党に所属する閣僚がゼロとなっていた(ポール・ロー首相府相は無所属)。このため華人社会から閣僚を出すべきとの声が高まり、両党とも民意に押されるという体裁で閣僚を出す意向を示していた。

伊藤 祐介

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