内閣改造発表、華人政党から3人が入閣 副大臣ポストも3つ配分

エマージング・マーケット 東南アジア

ナジブ・ラザク首相は25日、内閣改造を発表。昨年5月の総選挙に敗北した責任をとって閣僚ポストを辞退したマレーシア華人協会(MCA)と人民運動党(ゲラカン)からキーパーソンが再入閣することが決まった。

両党に割り当てられたのは大臣ポストは3つ。

MCAのリオウ・ティオンライ党首が、ヒシャムディン・フセイン国防相が代行を務めていた運輸相に就任することが決まった。運輸相ポストは以前からMCAの指定席だった。

ペナン州で行なわれた先の補欠選挙に勝って下院議員に返り咲いたゲラカンのマー・シウキョン党首は首相府相に、MCAのウィー・カーション副党首も同じく首相府相に指名された。

副大臣ポストも3つ割り当てられた。MCAの党首補であるチュア・ティーヨン氏、リー・チーリョン氏、チュー・メイフン氏がそれぞれ、副財務相、副通産相、副女性家族共同体開発相に指名された。

先の総選挙で大幅に議席を減らしたMCAとゲラカンは閣僚ポストを辞退し、ナジブ政権から華人政党に所属する閣僚がゼロとなっていた(ポール・ロー首相府相は無所属)。このため華人社会から閣僚を出すべきとの声が高まり、両党とも民意に押されるという体裁で閣僚を出す意向を示していた。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
  6. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
  7. 高速道路直上70mの岩塊、異例の掘削作業…上信越道・北野牧工事の見学
  8. 晴れた日の洗車が愛車を傷つける! “夏洗車”の落とし穴と対策~Weeklyメンテナンス~
  9. 公道を走れるレーシングカーに熱視線! SNSでは「激アツ」「カップホルダーあって草」と話題に
  10. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る