【トヨタ FCVセダン 発表】テスラ モデルS がライバルになる?

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トヨタ セダンタイプの新型燃料電池自動車(FCV)
トヨタ セダンタイプの新型燃料電池自動車(FCV) 全 4 枚 拡大写真

トヨタ自動車は25日、燃料電池車(FCV)の市販第1号となる「セダンタイプの新型燃料電池自動車」を発表した。価格は700万円程度。近頃日本にも導入された米テスラ社のEV『モデルS』が約800万円~であることから、比較的近い立ち位置になると予想される。商品力、競争力の違いとは。

FCVの開発主査・田中義和氏は、「総合的には皆さんがご判断頂くことになる」と前置きした上で、「加速力ではモデルSが速い。ただ、新型燃料電池車はエコカーだが、運転して楽しいクルマを作らなければ、という考えからハンドリングも仕上げた。デザインについては主観によるが、内外装を専用で開発、水素を使う新しいクルマとしての機能美を追求しながら、奇をてらわないデザインで表現した」とクルマの特徴を語る。

またインフラについては、テスラはチャデモ充電とは異なる独自規格の充電ステーション「テスラスーパーチャージャー」による充電をおこなうことから、水素ステーションが当初数十箇所での稼働となることを想定し、「どっこいどっこい」と話す。

また、「EVの電池はどうしても劣化してしまう。リセールバリューも考えるとなかなか厳しい面もある。一方でFCでは法により水素タンクは15年の交換が定められているほか、FCスタック自体は交換が必要ないものと考えている」と、経年によるトータルでの実用性をメリットとして挙げる。

田中氏は、「走りを楽しく、長く乗ってもらうことを考えて開発したクルマ。低重心でバランスが良く、乗り心地も非常に良い。トヨタのノウハウが全て注ぎ込まれている」と自信を語った。

《宮崎壮人》

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