スパンション、次世代CAN対応の車載用マイクロコントローラをサンプル出荷

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半導体大手のスパンションは6月26日、車載ネットワーク向けのCAN-FDを搭載したマイクロコントローラ「S6J3110シリーズ」のサンプル出荷を開始した。

CAN(Controller Area Network)は、独ボッシュ社によって開発された業界標準の車載ネットワーク・プロトコル。同社は、長期にわたり車両内コミュニケーションの改善に取り組み、2012年にCANテクノロジーの進化版として、CAN FDを発表した。

CAN FDは、従来のCANと同様に、信頼性の高い車体制御を実現すると共に、既存のソフトウェアおよびアプリケーションへの影響を最小限に抑えつつ、さらに高速なデータ通信を実現する。

スパンションは今回、このCAN-FDを搭載した先進高性能MCUの提供を開始した。S6J3110シリーズは、55nmテクノロジーのプロセス技術で製造し、CAN-FD搭載(最大5Mbps)に加え、高度なプログラム制御を可能とする最大4MBのフラッシュメモリ、ネットワークセキュリティに対応するSHE(Secure Hardware Extension)、低消費電力化に向けた最新パーシャルウェイクアップなども実装。BCM(ボディコントロールモジュール)、エアコン(HVAC)など様々な車載用アプリケーションへ適用することができる。

《纐纈敏也@DAYS》

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