相模原愛川IC~高尾山IC、圏央道“通り初め”…アップダウンあるトンネルに計画変更の影

自動車 ビジネス 企業動向
圏央道 小倉山トンネル
圏央道 小倉山トンネル 全 20 枚 拡大写真

首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の相模原愛川IC(神奈川県相模原市)と高尾山IC(東京都八王子市)の間(14.8km)が6月28日15時に開通。同日午前には記念式典や“通り初め”が行なわれた。

今回の開通により、東名高速道路と中央自動車道、そして関越自動車道が繋がった。

同日12時ごろ、相模原ICから相模原愛川ICへ向けて、約10km、クルマを走らせてみた。同区間は、相模川の右岸を走るため、左手車窓にこの川がつくる河岸段丘が見渡せるはずだが、この日は雨と霧のためはっきりと確認できなかった。

この区間には相模原IC側から小倉山トンネル、愛川トンネルの2つのトンネルがある。延長約2.1kmの小倉山トンネルの工事には、砂岩などの岩盤が見つかったことなどで工期が延長された経緯がある。北側入口にはV字型のアップダウンが描かれたイラストと「1500m先に上り坂あり 速度低下注意」という文字が記された看板が立っていた。

この小倉山トンネルがV字のアップダウンとなったのは、「道路構造を橋梁構造からトンネル構造に変更した際に、縦断線形を変更し、旧谷底の下を通過するトンネル構造としたため」と関係者は話す。下り坂から上り坂へと変わるトンネル内には「速度回復願います」という電光表示も複数設置されていた。

相模原市から愛川町へと入ると、次は約2.7kmの愛川トンネル。起伏は小倉山トンネルほどではないが、入口付近は相模川の流れに沿うようにゆるやかな下り坂。左へ右へとカーブしているうちに、道の傾斜がつかみづらくなるという感覚があった。

両トンネルとも、走行環境を向上させる効果がある「プロビーム照明」を採用。「照明器具からの光を進行方向に照射することで、先行車両に対して安定した視認性を得ることができる」という灯りは、従来までの照明と違い、まぶしさが低減されていた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  3. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  4. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る