トヨタ自動車、仏グルノーブル市のカーシェア実証実験に参画…70台の超小型EVを提供

エコカー EV
シテリブ・バイ・ハーモ
シテリブ・バイ・ハーモ 全 25 枚 拡大写真

トヨタ自動車は、仏グルノーブル市、グルノーブル都市圏共同体、シテ・リブ社、フランス電力公社(EDF)が10月より行う、公共交通機関と連携したカーシェアリングサービス「Citelib by Ha:mo(シテリブ・バイ・ハーモ)」の実証実験に参画すると発表した。

今回のプロジェクトは、フランス南東部のグルノーブル市において、3年間の計画で実施する、超小型EVによるセルフサービスのカーシェアリング実証実験。トヨタは、超小型EV『コムス』と『i-ROAD』計70台を提供する。また、車両の予約や、車両の位置や空車状況を確認するITシステムも開発。同システムは、グルノーブル都市圏共同体による、公共交通機関を含む経路検索システム「Station Mobile」とも連携する。本プロジェクトは2件目のHa:moプロジェクト(Harmonious Mobility Network)で、海外では初めてとなる。

一方、EDFは約30か所の充電ステーションを提供。またEDFの完全子会社であるソデトレル社が、EVやPHVの充電インフラの管理・運営を担当する。新システムは、シテ・リブ社によるカーシェアリングサービスに組み込まれ、従来の返却利用に加えて、ワンウェイ利用(乗り捨て)も可能となる。

今回のプロジェクトでは、小型EVによる移動と、トラムやバス、鉄道などの公共交通機関の連携を促進させることが目的。よりフレキシブルに、時間をより節約しつつ移動できるように、最終目的地と公共交通機関最寄り駅との数km程度の移動を可能とし、交通渋滞の緩和や、都心部の大気環境の改善に寄与する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタに生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  5. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る