ISO / TC22の四輪自動車技術領域で日本がアジア地域初の議長・幹事国に決定

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自動車技術会、日本がISO/TC22の四輪自動車技術領域でアジア地域初の幹事国に決定
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自動車技術会は、ISO/TC22(第22専門委員会/分野:自動車)傘下のサブ・コミッティ(SC)再構成に伴って、四輪車の電子・電装部品領域を担当する新SC32に日本が議長・幹事国となることが決定したと発表した。

同会はISO/TC22の国内審議団体で、今回パリで開催された「第38回ISO/TC22総会」に出席した場で正式に決まった。TC22TC22の四輪自動車領域ではアジア地域初の議長・幹事国の誕生となる。

ISO/TC22は、1947年のISO創設と同時に設置された最も古い専門委員会の1つで、現時点では傘下に19のSCが存在する。数年前から標準化活動の活性化を目的に、SCの再編成が検討され、11のSCに再構成されることになった。

新SC設置に伴って各国が担当してきたSCの議長・幹事国も新たに配置されることから、これまでドイツが担っていた電子・電装部品領域に対して日本の貢献を示すため、同会はSC31(データ・コミュニケーション)と、SC32の幹事国に立候補した。この結果、第38回ISO/TC22総会で、日本はSC32の幹事国となることが決定し、併せて議長国として承認された。SC31の幹事国はドイツに決定した。

日本は長年、TC22の二輪自動車領域における議長・幹事国だったが、四輪自動車領域のSCで幹事国となるのは初めて。また、今回のSC再構成に伴って、旧SC22(二輪自動車、議長・幹事国=日本)と、旧SC23(モペット、議長・幹事国=イタリア)が統合されてSC38となり、幹事国はイタリア、議長国は日本となった。

これまで、TC22の議長・幹事国のほとんどが米国・ヨーロッパ諸国が占めており、アジア圏で議長・幹事国を務めるのは日本のみ。

同会は、ISO/TC22の国内審議団体として、積極的に国際標準化活動に参画している。日本の議長・幹事国就任に際し、国際標準化活動での貢献と、日本のプレゼンス向上を目指すとしている。

《レスポンス編集部》

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