成田国際空港は、5月の空港運用状況を発表した。
航空機発着回数は、前年同月比3%増の1万9105回と5月として過去最高となった。羽田空港国際線の発着枠拡大で国際線の一部で減便・運休する路線があったものの、2013年夏ダイヤ以降の新規就航や増便で国内線が5月として過去最高となったため。
国際線は同3%増の1万5011回、国内線が同2%増の4094回だった。
航空旅客数は、外国人が伸びたのに加え、国内線旅客人数が大幅に増え、同2%増の280万1522人だった。
国際線の旅客人数は羽田空港国際線発着枠拡大の影響で、日本人が同12%減と前年割れとなった。しかし、東南アジア5カ国の訪日ビザ免除・緩和や円安の効果で、外国人旅客人数が同18%増の82万0438人と過去最高となった。
国内線旅客人数は同21%増の43万8035人だった。
航空貨物量は輸出が前年を上回ったものの、輸入がマイナスとなった。仮陸揚貨物量は開港以来、過去最高となった。
給油量は同1%減の39万5079キロリットルだった。