GM、北米で約845万台を追加リコール…死者3名と公表

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新型キャデラック CTS
新型キャデラック CTS 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMは6月30日、北米で約845万台を追加リコール(回収・無償修理)すると発表した。

今回のGMのリコールは、一連のイグニッション(点火)スイッチの不具合が拡大したもの。この不具合では、段差などを走行中、エンジンキーが勝手に、オフまたはアクセサリーの位置へ戻り、エンジンが停止。この状態で事故を起こせば、エアバッグが作動しない。この不具合による事故で、少なくとも13名の乗員が死亡した。

このリコールは、2014年2月に発覚。しかし、GMは2000年代初頭にこの不具合を把握しながら、顧客や米当局への情報開示を怠った可能性がある。リコールへの対応を約10年間放置した結果、被害が拡大したと見られている。

6月30日、GMはイグニッションスイッチを含めた6件の不具合により、北米で約845万台を追加リコールすると発表。GMがリコールに該当するかどうかの再調査を行った結果、新たに米国で約755万4458台、米国を含めた北米では約844万8005台に、同様の不具合があることが判明した。

追加リコールの対象車種は、シボレー『マリブ』(1997-2005年モデル)、『インパラ』『モンテカルロ』(2000-2005年モデル)、キャデラック『CTS』(2003-2014年モデル)『SRX』(2004-2006年モデル)など。

なお、今回の追加リコール対象車で、少なくとも7件の事故が発生。GMは、「3名が死亡、8名が負傷した」と公表している。

《森脇稔》

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