日立オートモティブシステムズ、メキシコに自動車機器システムを製造する工場を新設へ

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日立オートモティブシステムズは、メキシコのグループ会社のひとつである日立オートモティブシステムズ・メヒコ可変資本がメキシコ州レルマ市に、自動車機器システムを製造する工場を新設すると発表した。

メキシコは、中南米を含む米州全域向けの自動車製造拠点として成長しており、海外自動車メーカーも相次いで工場を新設している。これに伴って自動車機器システムメーカーも、メキシコで生産能力を確保するとともに、地域のニーズに対応するため、現地調達ニーズが強くなっている。

また、NAFTA(メキシコ、米国、カナダの北米自由貿易協定)や、メルコスール(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ)とメキシコ間で締結された特恵貿易協定により、無関税で自動車部品を輸出できる環境が整っており、自動車機器システムメーカーのメキシコへの進出が活発化している。

今後、メキシコで増加する自動車生産へ対応するとともに、特恵貿易協定を活用して米州全域の自動車メーカーへの供給体制を強化するため、日立オートモティブシステムズ・メヒコとしてはメキシコ国内で3番目、日立オートモティブシステムズグループとしては5番目となる新工場を建設する。

新工場の建設のため、日立オートモティブシステムズ・メヒコは、メキシコ州レルマ市内に約18万平方メートルの敷地を確保した。2015年5月から自動車部品のピストンやアルミダイキャストの製造を開始し、順次、生産品目を拡大していく予定。

《レスポンス編集部》

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