日本郵船、完成車物流分野で次世代ソリューション…ウェザーニューズ、構造計画研究所と共同開発

自動車 ビジネス 企業動向
日本郵船の新鋭自動車専用船「アリエス・リーダー」
日本郵船の新鋭自動車専用船「アリエス・リーダー」 全 1 枚 拡大写真

日本郵船は7月1日、グループ会社のMTIとNYK Business Systemsと共に、ウェザーニューズならびに構造計画研究所と完成車物流分野で、気象情報とデータ分析技術を融合した、最先端の技術を駆使した次世代ソリューション作りに向けた共同開発を行うことを発表した。

「SYMPHONYプロジェクト」と名付けられたこの取組みでは、同社グループが世界的に展開する完成車物流事業で培ってきた知見・現場力・グローバルネットワークと、ウェザーニューズの持つ気象予報技術、構造計画研究所の持つデータ分析技術を駆使した最先端のシミュレーションを融合させることで、完成車物流サプライチェーンに新たな価値を創造し、次世代ソリューションを開発することを目指す。

SYMPHONYプロジェクトでは、まず完成車物流需要の伸びが著しいアジア諸国へのサービス展開を視野に、その第一弾として、アセアン最大の自動車マーケットに成長しつつあるインドネシアにおいて“GARUDA”の名称で現地の物流事情に沿った以下のようなソリューションを作り、新しい付加価値サービスの提供に向け、始動する。

今回の開発ソリューションは、次の技術開発を行う。(1)輸送環境アセスメント及びリスク評価、(2)独自の気象観測インフラを活用したモニタリングサービス、(3)物流プロセス解析及び在庫最適化シミュレーション、(4)完成車ヤードの最適化-計画・設計・運用・改善を含めたシームレスサポート。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. マツダ、クーペコンセプトと新型『CX-5』初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る