【昭和シェル 新V-Power 発売】フェラーリとの共同研究が生んだ新ハイオク

自動車 ビジネス 企業動向
フェラーリとのパートナーシップにより、シェルの市販製品にも、F1レースに向けた燃料開発技術が生かされているいう。
フェラーリとのパートナーシップにより、シェルの市販製品にも、F1レースに向けた燃料開発技術が生かされているいう。 全 15 枚 拡大写真

7月1日、昭和シェル石油は、新ハイオクガソリン『Shell V-Power』を発売した。Shell V-Powerは、クリーン&プロテクトをコンセプトに、吸気バルブに蓄積するカーボンなどエンジン性能を低下させる汚れに対して洗浄・保護性能を高めた製品。

Shell V-Powerには、フェラーリとの共同研究で得られた技術が生かされているといい、発表会では、昭和シェルの石油事業COO亀岡剛氏とフェラーリジャパンのリノ・デパオリ社長が登壇し、Shell V-Powerを生み出したフェラーリとシェルの長年におけるパートナーシップについて語られた。

亀岡COOは「我々シェルはフェラーリと約70年にわたりパートナーシップとして共同研究してきました。F1カーでは0.01秒が大切になってきますが、その車が持っている性能をいかに引き出してあげるか、燃料やエンジンオイルの側面から一緒になって開発してきたのがシェルです。現在シェルは50人の研究陣、技術陣をフェラーリチームに投入し、年間2万1000時間を費やし約5000のガソリンのレースデータを作っており、この知見をフルに使って開発されたのがShell V-Powerです」と新商品を紹介。

デパオリ社長からは「フェラーリとシェルの関係は、単なるスポンサーシップだけではない、技術におけるパートナーシップです。フェラーリの1号車にはシェルの燃料が注入され、そのあとF1で勝利を重ね、歴史上最も成功したF1チームとなった。シェルとの独占的な関係により、トラックサイドラボではチームのために燃料やオイルの分析などを提供してくれている」とパートナーシップの歴史が語られた。

加えて、「サーキットにおいて得た技術は、フェラーリがロードカーの開発に役立てているのと同じように、シェルについても同じアプローチがとられ自社の商品の開発に役立てられている。マラネロの工場で作られるすべてのフェラーリにはV-Powerが注入されており、この燃料こそ我々のモデルに最高のパフォーマンスを提供すると信じている」と、長年のパートナーシップに対する信頼感を示した。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る