トヨタのインド販売、国内は9%増…新車効果で2か月連続増 6月

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トヨタ・エティオス クロス(デリーモーターショー14)
トヨタ・エティオス クロス(デリーモーターショー14) 全 4 枚 拡大写真

トヨタ自動車のインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は7月1日、6月のインド新車販売の結果を明らかにした。

同社の発表によると、6月の総販売台数は1万3394台(輸出を含む)。前年実績の1万3805台に対して、3%減となり、2か月ぶりに前年実績を下回った。

TKMは2014年3月中旬、インド国内の2工場をロックアウト(一時閉鎖)。賃金交渉が難航し、一部の従業員が生産を妨害したり、会社を脅迫したりしていることを受けて、TKMが工場のロックアウトに踏み切った。その後、工場では1か月間、通常の操業が出来ない状態だったが、4月下旬から、通常の生産体制に復帰。

6月実績の1万3394台の内訳は、インド国内販売分が1万2010台で、前年同月比は9%増と、2か月連続で増加。2014年5月に発売したばかりの『エティオス クロス』が626台、『カローラ アルティス』が922台を登録した。

また、TKMは2012年4月から、現地生産車の『エティオス』シリーズの海外向け輸出を開始。6月はこのエティオスを、1384台輸出している。

「6月のインド国内登録は、9%伸びた」と話すのは、TKMのN・ラジャ営業&マーケティング担当上級副社長。「インド政府による物品税減税の延長決定を歓迎したい。これがインド市場のさらなる回復に結びつくことを期待する」と述べている。

《森脇稔》

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