点火スイッチのリコール、クライスラー にも拡大…GM 同様の不具合
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これは7月1日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。「クライスラーグループから、イグニッションスイッチの不具合によるリコールの届け出を受けた」と発表している。
クライスラーグループのイグニッションスイッチの不具合は、GMと同様の内容。キーホルダーの重みなどにより、走行中、キーが勝手にエンジン停止またはアクセサリーの位置へ動く。この状態では、エンジンが止まるため、パワーステアリングやブレーキブースターが作動せず、危険。また、この状態で事故を起こせば、エアバッグは展開しない。
リコールの対象となるのは、2008-2010年モデルのクライスラー『タウン&カントリー』と、その兄弟車のダッジ『グランドキャラバン』。それに、2009-2010年モデルのダッジ『ジャーニー』。米国で販売された合計43万8109台がリコールに該当する。
NHTSAは、対象車を保有する顧客に対して、全てのキーホルダー類を外すよう呼びかけ。また、クライスラーグループでは、準備が出来次第、販売店でイグニッションスイッチを改良するリコール作業を行うとしている。
《森脇稔》