日産自動車の米国法人、北米日産は7月1日、6月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、6月としては過去最高の10万9643台。前年同月比は5.3%増と、9か月連続で前年実績を上回った。
日産ブランドは、6月の新記録となる10万1069台で、前年同月比は6.4%増。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』が、2万6111台と後退。前年同月比は2.9%減と、3か月ぶりのマイナスとなった。しかし、『セントラ』は1万7097台を売り上げ、前年同月比は67.6%増と、大幅増を維持。『ヴァーサ』は、1万1613台を販売。前年同月比は33.4%増と大きく伸びる。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、2013年12月にモデルチェンジした小型SUVの『ローグ』(新型『エクストレイル』の兄弟車)が、1万5066台を販売。前年同月比は2.9%減と、マイナスに転じた。小型ピックアップトラックの『フロンティア』は、5.7%増の5722台と堅調。
インフィニティブランドは、前年同月比5.9%減の8574台と後退。牽引役は『Q50』(日本名:新型日産『スカイライン』)。6月は2423台を登録し、同ブランドの最量販車に。一方、SUVの『QX60』は、前年同月比8.1%減の2158台と、3か月連続のマイナス。
日産自動車の2014年上半期(1-6月)米国新車販売は、前年同期比12.8%増の70万4477台。同社は2013年、米国で前年比9.4%増の124万8420台を販売している。