阪九フェリー、船舶上全域でWi-Fi利用が可能に

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阪九フェリー、フルノシステムズの無線アクセスポイントを採用して船舶Wi-Fiサービスを開始
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フルノシステムズは、阪九フェリーに、無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ)」を採用したと発表した。本格的な船舶Wi-Fiサービスを提供するのは日本初。

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2012年度から一部の乗客のみが活用していたWi-Fi環境を整備し、今回、船内全域でWi-Fiサービスを提供する。

船内環境でのWi-Fi化は、船舶環境が特殊なことから、無線Wi-Fi環境のシミュレーションをNTTドコモと西部電気工業が共同提案した。外部アンテナやモバイルWi-Fiルータなど、中継アクセスポイントまでの通信機器の提供やコンサルティングは、NTTドコモが担当し、導入前の無線LAN環境調査や設置工事までのエンジンリング業務を西部電気工業が担当した。

船舶ネットワークシステムの終端に位置するアクセスポイントには、多台数接続と将来的にも無線LAN拡張が容易なフルノシステムズのアクセスポイントが採用された。

今回、フェリーで本格的な船舶Wi-Fi化が実現できたのは、既存のインフラを活用したネットワーク設計がある。展望デッキに外部アンテナが設置され、FOMAルータまでは有線ケーブルで伝送。その後、同軸モデム(親機)経由で各甲板の同軸モデム(子機)につながるため、新たな追加投資はなく、有線LANケーブルの配線工事なしで、データ伝送を実現する。同軸モデムの先に、アクセスポイントを設置することで、船内の利用エリアをカバーするように設計されている。

アクセスポイントは、7階の特等に2台、6階の1等、2等指定Bに10台、5階の2等指定Aに4台、エントランスに1台、ドライバーズサロンに1台の合計18台のアクセスポイントが稼働する。

Wi-Fi化は、2月から試験運用を開始、これらの無線LAN運用のデータを参考に、阪九フェリーでは、来年の新規造船にグレードアップした無線LAN環境の提供を検討する。

同時にNTTドコモ、西部電気工業、フルノシステムズは、今回の本格的な船舶Wi-Fiの提供をスタートさせた運用ノウハウをベースに、船上での無線ネットワークの推進、拡大を目指す。

阪九フェリーは、瀬戸内海の北九州と神戸、大阪間をメイン航路とする長距離カーフェリー事業を展開している。ここ数年、年間利用客数は増加傾向にあり、ビジネス客の乗船も増えてきたという。

《レスポンス編集部》

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