スウェーデンの高級車メーカー、ボルボカーズは7月1日、6月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は4万3132台。前年同月比は5.4％増と、12か月連続で前年実績を上回った。
市場別では、西欧が回復傾向を示す。6月は1万5762台を売り上げ、前年同月比は4.5％増と、5か月連続のプラス。このうち、地元スウェーデンは5624台を販売し、前年同月比は22.1％増と、6か月連続で増加した。
また中国では6月、月販新記録の7583台を販売。前年同月比は30.8％増と大きく伸び、2桁増を維持する。『XC60』や中国専用ロングボディの『S60L』が牽引役を果たす。一方、米国では6月、5984台を販売。前年同月比は10.4％減と、2か月連続のマイナスとなった。
車種別の6月販売実績では、XC60が1万2098台を売り上げ、引き続きボルボカーズの最量販車に。前年同月比は10.4％増と、14か月連続のプラスとなった。新型を投入した『V40』シリーズが前年同月比20.9％増の1万0301台、『V60』が前年同月比20.6％増の5524台で、これに続く。
中でも新型V40は、通常のハッチバックが前年同月比20％増の7850台、『V40クロスカントリー』が23.8％増の2451台を売り上げた。新型は、好調な販売を維持する。
ボルボカーズの2014年上半期（1-6月）世界新車販売は、前年同期比9.5％増の22万9013台。2013年の世界新車販売は、前年比1.4％増の42万7840台だった。ボルボカーズのマーケティングセールス＆カスタマーサービス担当、アラン・フィッセル上級副社長は、「2014年の前半6か月が経過し、ボルボカーズは2014年、力強いスタートを切ったといえる」と語っている。
