【プジョー 308 試乗】危うしVW? ダウンサイズボディに驚きのエンジン性能...河村康彦

試乗記 輸入車
プジョー308
プジョー308 全 12 枚 拡大写真

これはちょっとゴルフを意識し過ぎかな…と、特にハッチバックモデルにはそんな第一印象を抱かされたのが、新型『308』のスタイリング。

【画像全12枚】

一方で、そんなハッチバックでは単にエンジンスペックのみならず、実際のボディまでを従来型に対して“ダウンサイズ”。今も拡大歩調を選ぶライバルたちとは逆に「このセグメントでは最小」とその“小ささ”こそをアピールする心意気やヨシ!

対して、いざ乗り込んでみると弟分である『208』譲り(?)の、独善的なドライビング・ポジションがどうにもしっくり来ない。「小さなステアリング・ホイールを極端に低い位置で構え、メーターはその上から読み取る」というレイアウトは、やはりどうにもムリがある…と、そう感じざるを得ないのだが。

この先、末尾は「8」から変更しない、という新ルールの3桁ネーミングが適用された第一号車であるこのモデル。同時にデビューしたのが、1.2リットルの3気筒直噴ターボ・エンジンだ。それが生み出す動力性能には心底びっくり! ガソリンユニットなのにまるでディーゼル以上にディーゼルっぽく、ごく低回転域から太いトルクを発する特性にも驚かされるし、そこから6000rpmのレッドラインまで自然にパワーが伸びる感触も好印象。

本国試乗会で乗ったのはMTとの組み合わせだが、こうした特性であれば日本仕様が採用予定の6速ATとのマッチングも問題ないはず。

3気筒という点から心配されるノイズとバイブレーションも4気筒に遜色ないもの…というよりも、常用域では“それ”に気が付かないという人が大半に違いなく。危うしVW製1.2TSIユニット!

フットワークもなかなか秀逸な仕上がりで、ヒタヒタとしなやかに走ってくれる。欧州カーオブザイヤー受賞もさもありなんか。

■5つ星評価
●パッケージング  :★★★
●インテリア/居住性:★★★
●パワーソース   :★★★★★
●フットワーク   :★★★★
●オススメ度    :★★★

河村康彦|モータージャーナリスト
1985年よりフリーランス活動を開始。自動車専門誌を中心に健筆を振るっているモータージャーナリスト。ワールド・カーオブザイヤー選考委員、インターナショナル・エンジンオブザイヤー選考委員。

《河村康彦》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 国産初「1.8ツインカムターボ」搭載、7代目トヨタ『コロナ』の実力【懐かしのカーカタログ】
  2. 新型トヨタ『セリカ』、2.0ターボ+4WDで復活か…全貌に近づく
  3. マツダ『CX-60』大規模刷新へ、内外装からエンジンまで…ラージ商品群4車種をテコ入れ
  4. 新型シボレー『コルベット Z06』発売に「欲しすぎる」「かっこいいじゃないですか」、SNSでは憧れの声
  5. トヨタのミッドシップスポーツ『MR2』、2028年復活へ…400ps超+AWDか
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  3. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る