ムスリムへの午後3時前の食品販売を禁止、飲食店は反発 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

ジャミル・キル・バハロム首相府相は、ラマダン(断食月)中にマレー系飲食店において午後3時前にイスラム教徒に対して食品の販売を禁止すると明らかにした。

違反した場合は最高で300リンギの罰金が課せられることになる。

ジャミル大臣は、イスラム教徒が断食を続けるために、飲食店の営業を停止することまではできないとした上で、食品の販売を禁止する法律の導入を決定したと述べた。

マレーシア・ムスリム・レストラン・オーナー協会(Presma)のノルル・ハッサン・サウル・ハメド会長は、法律の導入について馬鹿げていると指摘。一時的な対策にしかすぎないと述べた。マレー系飲食店での販売を禁止しても、コンビニエンスストアで簡単に買うことが出来るとした上で、なぜファストフード店やフードコートなどのハラル(イスラム教の要件を満たした)飲食店は対象になっていないのかと疑問を呈した。

マレーシアのラマダンは、6月29日から始まっている。旅行者や病人、妊婦、月経中の女性、子供を除くイスラム教徒は30日間、日の出から日没までの間飲食を断つことになっている。
(ザ・スター、7月9日)

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  6. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  7. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
  8. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  9. 日野『プロフィア』2827台でリコール…配線の設計不備で火災のおそれ
  10. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る