三菱化学、タイ子会社の社名を変更…熱可塑性エラストマー製造設備も導入

エマージング・マーケット 東南アジア
三菱化学パフォーマンスポリマーズ(タイランド)社
三菱化学パフォーマンスポリマーズ(タイランド)社 全 2 枚 拡大写真

三菱化学は7月9日、機能性樹脂事業のタイ拠点であるサンプレーン(タイランド)社を三菱化学パフォーマンスポリマーズ(タイランド)社に社名変更すると発表した。

同社は塩ビコンパウンドの商標である「サンプレーン」を社名として使用し、主に自動車の内外装部品や電線被覆用等の樹脂コンパウンドを製造・供給してきた。今回、社名に「三菱化学」を冠することで同国におけるブランドイメージの向上、および同社機能性樹脂事業の拠点であることを明示するために社名を変更する。

また、東南アジアにおいて自動車分野などの需要拡大が見込まれる中、機能性樹脂製品の供給体制を拡充し、それらの需要に対応していくためにバンコク近郊にある同社拠点のアマタナコン工場を拡張して熱可塑性エラストマーの新規製造設備を導入する。新設備の稼働開始は2015年度第2四半期を予定している。

同社機能性樹脂事業はこれまで積極的なM&Aを進め、欧州、北米地区など世界各地において事業拡大している。今回の社名変更で同事業のネットワーク13か国18拠点のうち、米国、ブラジル、オランダ、中国に続きタイで海外5社目の三菱冠称会社設立となり、同社を東南アジアにおける主要製造拠点と位置付け、一層のグローバル展開を加速していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  3. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  4. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
  5. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  6. 「SR」に「YZR500」も、ヤマハデザイナーがデザイン! ファン垂涎のフーディ 5アイテムが予約開始
  7. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
  8. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  9. 日産『キックス』新型は約425万円から、ブラジルで販売開始
  10. スバル唯一の海外工場、米SIAが生産600万台達成…今秋生産終了の『レガシィ』ラインオフ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る