独SAP社とフォルクスワーゲン社は、ドライバーが駐車スペースや近隣の飲食店を簡単に見つけられるようにする共同イノベーションのパイロットプログラムをドイツ・ハノーバーで実施することを発表した。
当初プログラムは、SAPが提供するモビリティおよびクラウドサービスを使って、市内で駐車スペースを探す非効率とフラストレーションを軽減することを目的に開始されたが、ファストフードの位置情報サービスなどのサービスも取り入れる形で計画を拡張。ドライバーはいったん駐車すると、その周辺の飲食店のオファーを受け取ることができるようになる。
同プログラムは、SAP HANA Cloud Platform上に構築され、駐車スペースの位置、自動車の位置や走行ルートの情報を組み合わせ、SAP Cloudポートフォリオ経由で統合管理し、スマホアプリで提供。両社はこのほか、ハノーバー空港の駐車場の空き情報も取り込み、空港パーキングの混雑緩和も目指していく。