ホンダ、苦戦が続く船外機で巻き返しを狙う

自動車 ビジネス 企業動向
ホンダの船外機
ホンダの船外機 全 2 枚 拡大写真

「ホンダ船外機の強みである低燃費と耐久信頼性をコアバリューと位置づけ、長時間使用されるお客様に対して質の高い商品とアフターサービスに注力していく。先進国市場では、販売・サービス体制の拡充を図り、そして新興国市場では販売網の開拓といった施策を進めていく」

ホンダは7月14日、船外機生産開始50周年の記念式典を開いた。その挨拶に立った汎用パワープロダクツ事業本部長の志賀雄次取締役はこう話し、船外機市場での巻き返しを誓った。

ホンダの船外機は50年間、苦戦の連続と言っていい。それは世界シェアを見れば一目瞭然だ。ヤマハ発動機の40%、マーキュリー(米国)の30%に対し、たったの6%。スズキ(15%)にも負けている始末だ。ホンダという会社の知名度からすれば、低すぎるシェアと言える。

もちろんホンダ関係者も低いシェアを気にしており、なんとか巻き返しをと考えている。そこで、低燃費と耐久性を前面に打ち出し、ヘビーユースのお客を取り込もうというわけだ。そのために販売力を強化し、お客に密着したサービスを徹するという。これからホンダ船外機の攻勢が始まろうとしている。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. BMW『8シリーズ』初代オマージュの「エディション M ヘリテージ」登場、世界限定500台
  3. マイバッハ初の2シーターオープン「SL 680 モノグラム」米国発売へ、約3315万円から
  4. トヨタの新型EV『アーバンクルーザー』をくまなくチェック!…詳細画像記事ベスト5 2025年上期
  5. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る