水素燃料関連国内市場、FCVの普及とともに2020年度以降拡大…富士経済

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トヨタ FCVセダン(参考画像)
トヨタ FCVセダン(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

富士経済は、燃料電池車(FCV)などで利用する水素燃料と水素燃料関連の国内市場を調査し、その結果を報告書「2014年版 水素燃料関連市場の将来展望」にまとめた。

報告書によると、2014年度中の燃料電池車販売開始により、車載用機器や水素燃料市場は拡大。2018年度ごろから水素発電の市場が立ち上がることで、2020年度以降は燃料電池車と水素発電の拡大と共に、水素燃料の需要が大きく増加。市場は2025年度で5228億円と予測している。

水素ステーションについては、燃料電池車の量産モデルが投入され、年間の販売台数が10万台に達する2020年度以降に活性化。2025年度には年間で150件(金額ベースで401億円)が建設され、累計で950件の水素ステーションが稼働すると予想する。

また、燃料電池車向け水素燃料の市場は、現状ではほとんど形成されていないが、燃料電池車の市販化が始まる2014年度に市場が立ち上がり、量産モデルの投入により、2020年度以降は大きく伸びると予想。普及台数に比例して水素燃料の需要も高まり、2025年度の市場は数量ベースで約12億立方米、金額ベースで947億円まで拡大すると予測している。

《纐纈敏也@DAYS》

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