【ツール・ド・フランス14】第11ステージ速報、マイヨジョーヌを失ったガロパンが初のステージ優勝

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トニー・ガロパン。写真は第9ステージでマイヨジョーヌを獲得し、敢闘賞の表彰式を担当する彼女とキス
トニー・ガロパン。写真は第9ステージでマイヨジョーヌを獲得し、敢闘賞の表彰式を担当する彼女とキス 全 5 枚 拡大写真

7月16日(水)第11ステージ:ブザンソン~オヨナ(187.5km)

単独で逃げていたスイスチャンピオンのエルミガーに追走の選手たちが追いつき、残り36kmで先頭は以下の5人となった。

マルティン・エルミガー(イアムサイクリング)
ニコラス・ロッシュ(ティンコフ・サクソ)
ヤン・バークランツ(オメガファルマ・クイックステップ)
シリル・ゴチエ(ヨーロッパカー)
ヘスス・エラダ(モビスター)

残り21km、最後の3級山岳の上りでこの中からロッシュが単独アタックするが、下り区間でメイン集団に吸収される。集団はいくつかに分裂し、人数も減っている。

残り13km、下り区間でトニー・ガロパンがアタック。残り4kmでペーター・サガン(キャノンデール)、ミカル・クビアトコウスキー(オメガファルマ・クイックステップ)、マイケル・ロジャース(ティンコフ・サクソ)に追いつかれるが、残り2.5kmで再びアタックをしかける。

他の選手たちがけん制する中、ガロパンは差を広げ、最後は追い上げるメイン集団をギリギリで振り切ってトップでゴールラインに飛び込んだ。第10ステージでマイヨジョーヌをわずか1日で失ったガロパンだが、今度は自身初のステージ優勝と新たな栄光をつかんだ。

フランス人にとっては今大会2勝目、ロット・ベリソルにとっても2勝目となった。

タイム差なしで、ステージ2位はジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・シマノ)、3位はマッテーオ・トレンティン(オメガファルマ・クイックステップ)が続いた。

総合首位は変わらず、ビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)がマイヨジョーヌをキープ。他のジャージも変わらず、マイヨベール(ポイント賞)はサガン、マイヨブランアポアルージュ(山岳賞)はホアキン・ロドリゲス(カチューシャ)、マイヨブラン(新人賞)はロマン・バルデ(アージェードゥーゼル)。敢闘賞はロッシュが受賞した。

なお、単独で遅れていたアンドリュー・タランスキー(ガーミン・シャープ)は、制限時間以内に完走した。

通過順位
残り39km(148.5km)3級山岳:シュー
1.マルティン・エルミガー(イアムサイクリング)2ポイント
2.ニコラス・ロッシュ(ティンコフ・サクソ)1

残り35km(152.5km)4級山岳:デゼルタン
1.マルティン・エルミガー(イアムサイクリング)1

残り19.5km(168km)3級山岳:エシャロン
1.ニコラス・ロッシュ(ティンコフ・サクソ)2
2.アレッサンドロ・デマルキ(キャノンデール)1

《光石達哉@CycleStyle》

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