【マレーシア航空17便 撃墜事件】マレーシアのナジブ首相「真相究明急ぐ」…経営再建途上に大きな痛手

航空 企業動向
18日事故後の会見に臨むマレーシアのナジブ・ラザク首相(中央)
18日事故後の会見に臨むマレーシアのナジブ・ラザク首相(中央) 全 8 枚 拡大写真

17日深夜(現地時間)、マレーシア航空17便が地対空ミサイルにより撃墜された事件で、マレーシアのナジブ・ラザク首相は18日未明に緊急会見をおこない、「ウクライナのキエフへ直ちに救難救護チームを派遣し、事件の真相究明を急ぐ」との声明を発表した。

【画像全8枚】

マレーシア航空機の墜落は3月の370便不明事件に続くもので、「マレーシアにとって悲劇の年だ。遺族の悲しみは想像を絶するものだろう」と哀悼の意を示した。

マレーシア航空は、ここ数年の経営不振により巨額の赤字を抱えており、370便事故前の2013年の通年決算は純損失11億7369万リンギ(約374億円)。また事故後の2014年第1四半期(1-3月)は四半期のみながら純損失が4億4339万リンギ(約141.2億円)にまで膨らんでおり、6月におこなわれた同社の株主総会では再建方法などについて議論が紛糾した。なお、同社の株は政府系ファンドのカザナ・ナショナルが約70%を所有している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 日産が業績見通し修正、上期営業損失300億円…下期はサプライチェーンリスク想定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る