独シェフラー社、EVラリーでトランスミッションによる航続距離延長を実証

エコカー EV
シェフラーSTEP2
シェフラーSTEP2 全 2 枚 拡大写真
独シェフラー社は、7月3日から5日までオーストリア・モンタフォンで開催された「第5回ジルブレッタ電気自動車ラリー」にコンセプトカー『シェフラーSTEP2』で参戦した。

ジルブレッタ電気自動車ラリーは「auto, motor und sport」誌によって開催され、モンタフォンからフォアアールベルクまでの公道において、速度ではなく効率を競う。

シェフラーSTEP2は、量産小型車をベースに、電気モーターと2速パワーシフトトランスミッションを搭載した電気自動車。システム出力は最大70kW(ピーク時)で連続運転では50kW。事前のシミュレーションやテストドライブでは、ギアが1基のみの自動車と比較して、約6%のエネルギー消費低減を実現しており、今回のラリー参戦は、その実証を目的としている。

シェフラーチームは、3つのアルペンステージでの運転で、電気自動車分野では、トランスミッションの使用によって、電力・電圧・電流のさらなる効率化が可能であることを実証。オートモーティブ部門の研究開発担当バイスプレジデント、ウーヴェ・ヴァーグナー氏は、「2速ギアシフトシステムと大きな牽引力を生むローレシオ、高速時を含め、優れた全効率を実現するハイレシオにより、ダイナミクスを高めると同時に、電気運転の走行可能距離を延ばすことができた」と述べている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  4. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  5. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る