【SUPER GT 第4戦】スポーツランドSUGOは霧と雨…予選は決勝日の朝に実施

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
午前の公式練習。反撃に期待がかかるGT500クラスのホンダ勢、#18 NSX(手前)。
午前の公式練習。反撃に期待がかかるGT500クラスのホンダ勢、#18 NSX(手前)。 全 8 枚 拡大写真

SUPER GT第4戦は19日午後、宮城県のスポーツランドSUGOで公式予選を行なう予定だったが、霧と雨という悪天候に見舞われ、走行が不可能な状況に。予選は翌20日、決勝日の朝に実施されることとなった。

前戦から1カ月半ほどの実戦間隔を経ての第4戦開催となった、国内最高の人気を誇るレースシリーズ「SUPER GT」。ここからは中2週~中2週という詰めた開催間隔で第5戦富士、第6戦鈴鹿へと戦いが続くところで、タイトル争い正念場でもある夏の決戦シーズンを迎えたかたちだ。しかし、その緒戦であるSUGOラウンドの予選日は、霧(視界不良)と雨によって予選が実施できないコンディションとなってしまった。このため、決勝日である明日(20日)の朝に予選は延期され、9時05分からGT300クラス、同30分からGT500クラスの予選が、それぞれ25分間で行なわれることとなった。

通常は2段階ノックアウト方式で実施されるSUPER GTの予選だが、今回は1回のセッションのベストタイムですべての順位を決める、いわゆるノーマル方式の予選に変更。各車、コンビを組むドライバーのいずれかがタイムを出せばOKというかたちで競われる。

なお、予選日午前の公式練習走行はウエットコンディション下で実施されており、GT500クラスはレクサスの#36 PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴&J.ロシター/ブリヂストン)、GT300クラスは#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太&井口卓人/ミシュラン)がそれぞれトップタイムを記録した。タイムは#36が1分20秒082、#61が1分27秒139。ウエットなのでタイムそのものやタイム差に意味はないとも思うが、1周が短いSUGOで2位以降を#36は約0.5秒、#61は約0.8秒引き離しており、両車には好調気配が感じられる。

#36 RC Fの一貴はWEC(世界耐久選手権)との日程重複により、SUPER GT参戦は開幕戦以来だが、開幕戦無得点のうえに一貴不在の間も獲得ポイントがあまり伸びなかったため、ウエイトハンデが軽い。今回のGT500優勝争いにおける本命候補といえそうだ。GT300の#61 BRZも今季まだ勝利がないが、予選では第2戦2位、第3戦ポールと安定して上位。前戦決勝2位の雪辱を晴らすためにも、3戦連続の最前列、そして連続ポールが欲しいところだろう。明日朝の予選でも、#36 RC Fと#61 BRZ、この2台が両クラスの主役を演じる可能性が高いかもしれない。

決勝300kmレース(81周)は午後2時開戦予定だが、延期開催の予選を含め、明日のSUGOワンデー決戦は引き続き天候の影響を強く受けながらの戦い模様となりそうだ。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る