「進撃の巨人」の快進撃…バットマン、X-MENを抑え米ランキング1位に

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諫山創さんのマンガ『進撃の巨人』の英訳版が、再び米国で勢いを増している。米国のポップカルチャー業界情報のICv2によれば、6月のBookScanをもとにしたコミック売上ランキングで『進撃の巨人』第1巻と第2巻が1位、2位を占めた。
マーベルコミックスの大辞典『MARVEL ENCYCLOPEDIA』や『ウォーキング・デッド』第20巻、『バットマン』、『X-MEN』、さらに『NARUTO』や『ONE PIECE』などの人気作品も抑えた。さらに『進撃の巨人』英訳版は、5位に最新12巻、6位3巻、9位9巻、13位4巻、14位10巻、18位11巻とベスト20に8冊がランクインしている。ランキングを席巻している。

『進撃の巨人』のマンガの人気は、テレビアニメのインターネット配信開始と刊行ペースのアップで2013年10月にBookScanで初めてトップとなった。しかし、インターネットで新作エピソードの配信が終了すると共に、一旦はその勢いは収まっていた。
それが、5月のランキングで日本とほぼ同時に発売された12巻で再び1位となった。今回6月のランキングでは第1巻と第2巻の導入部が売れているのが特徴だ。
旧巻の再浮上はこの5月から大手アニメーションチャンネルであるカートゥーンネットワークのアダルトスイムでアニメ吹替版のテレビ放送が始まったことが影響していそうだ。週末土曜日の23時半からという放送時間からこれまで以外のターゲットに到達し、新たなファンを獲得し、それがマンガの購読につながったと見られる。『進撃の巨人』のムーブメントはいま暫く続きそうだ。

『進撃の巨人』以外の日本作品では、『NARUTO』、『ONE PIECE』、『美少女戦士セラームーン』のほか新作として19位に『ソードアート・オンライン アインクラッド』がランキングされている。『ソードアート・オンライン』も、英語吹替え版が2013年よりアダルトスイムで放送されている。
インターネット配信の普及で、米国の日本アニメのビジネスでテレビ放送の影響力は低下していされている。しかし、マンガの売り上げ動向からは、新規ファンの獲得の点では大手局での放送がいまだ無視できない力を持っていることを感じさせる。

ICv2 http://www.icv2.com/articles/markets/29104.html

「進撃の巨人」米国コミックランキングで再浮上 6月トップ、20位以内に8巻ランクイン

《animeanime》

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