【ホンダ VTR 改良新型】女性にも優しいローダウン仕様追加…万人に向けたモデルへ

モーターサイクル 新型車
ホンダ VTR Type LD
ホンダ VTR Type LD 全 18 枚 拡大写真

本田技研工業は7月18日、250ccネイキッドモデル『VTR』のを改良し発売。スタンダードに新色を追加するとともに、シリーズ初のローダウン仕様『VTR Type LD』も追加された。

VTRには、新規購入者やリターンライダーの他、女性ライダーが多いとのこと。ホンダモーターサイクルジャパン商品企画課の平出雄一チーフは「昨年度の購入者のうち約13%を女性が占めており、弊社の軽二輪ラインアップの中では女性の比率が一番高い」と説明する。

このデータからも、今回のローダウン仕様追加には、女性ユーザーの多さが関係している。開発責任者である、本田技術研究所二輪R&Dセンターの清野浩司氏は「VTRのお客様満足度を調べると、女性ユーザーから、足付き性についての満足度が低いことが分かった。男女合わせたデータを分析すると、特に身長160cm未満の方からの要望が多く、これらがきっかけとなってローダウン仕様の開発がスタートした」と話した。

このローダウンは、単にシートを薄くする(俗に“アンコ抜き”と呼ばれる)するのではなく、シートはそのままに、従来のバイアスタイヤからラジアルタイヤへの変更による小径化、そして前後サスペンションのセッティング変更で実現している。

完成車のまとめを担当した二輪R&Dセンターの河村光哉氏は「今回のフロントフォーク20mm短縮化にあたって、新しい2段バネを採用した。高加重側の作動値設定を見直し、ライディング時に作動の違和感がないように設定、かつ減衰力も伸び側と圧縮側を広げることによって、ショートストロークでもしっかりとしたサスペンションフィールを実現できた」と語った。

VTR Type LDのシート高は740mm(スタンダードは755mm)となっている。

《阿部哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る