仙台ICカード「icsca」、2種類のポイントサービス導入

鉄道 行政
仙台都市圏の公共交通に導入されるICカード「icsca」の券面デザイン。ポイントサービスは12月から基本ポイントの付与を開始し、2015年からは乗継ポイントの付与も開始する。
仙台都市圏の公共交通に導入されるICカード「icsca」の券面デザイン。ポイントサービスは12月から基本ポイントの付与を開始し、2015年からは乗継ポイントの付与も開始する。 全 2 枚 拡大写真

仙台市交通局は7月18日、ICカード「icsca(イクスカ)」で実施するポイントサービスの概要を発表した。利用状況に応じて基本ポイントと乗継ポイントの2種類を付与する。

基本ポイントは市営地下鉄や市バス、宮城交通バスを1回ずつ利用するごとに貯まるポイント。ポイント付与率は各月の1日~末日の間に何回利用したかによって異なり、10回目までは5%、20回目までは9%、30回目までは13%、40回目までは17%、50回目までは21%、51回目以上は25%となる。ただし、定期券の有効区間内を利用した場合やバス降車時に同乗者分の運賃を精算した場合などは対象外となる。複数のicscaで利用回数を合算することはできない。

乗継ポイントは、市営地下鉄と市営バス・宮城交通バスを乗り継いだ際に付与されるもので、60分以内に乗り継ぐことが条件。2回の乗車を1組としてカウントし、30ポイントが付与される。乗継対象駅は市営地下鉄全駅。

貯まったポイントは、市営地下鉄各駅の券売機や各乗車券発売所などで1ポイントを1円としてチャージし、運賃の支払いに利用することができる。ただしチャージする期間は、乗車した翌月の10日から翌年の同月末日まで。たとえば7月乗車分の場合、チャージできる期間は8月10日から翌年8月31日となる。チャージ後のポイントは無期限で利用できる。

icscaは12月から市営地下鉄南北線に導入される予定で、この時点では基本ポイントのみ付与する。地下鉄東西線が開業する2015年からは、東西線のほか市営バスと宮城交通バスにもicscaを導入し、同時に乗継ポイントの付与を開始する予定だ。

《草町義和》

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