国内初ワンウェイ方式カーシェア開始へ「新しいクルマの使い方を提案」

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smacoで使用されるスマートの電気自動車
smacoで使用されるスマートの電気自動車 全 6 枚 拡大写真
メルセデスベンツ日本(MBJ)、オリックス自動車、アマノは7月24日、横浜市で9月から電気自動車(EV)を使ったワンウェイ(乗り捨て)方式のカーシェアリングサービスを開始すると発表した。

オリックス自動車レンタカー本部カーシェアリング部の池田学部長は同日の会見で「新しいクルマの使い方、移動の手段を提案できる」との考えを示した。

新サービスは『スマート ワンウェイ カーシェアリング(愛称smaco)』と名付けられ、MBJが『スマートEV』20台を提供し、横浜市内にあるアマノグループが管理する8か所のコインパーキングを使って、オリックス自動車がカーシェアリングサービスを運営するというスキーム。利用料金は15分200円からで、2015年3月31日までの期間限定で実施される。

smaco利用できるコインパーキングは「横浜市内の主要な駅から徒歩圏内、あるいはみなとみらい、元町中華街といった観光スポットなど8か所」ある。

「例えば新横浜から元町中華街間をタクシーで移動しようとした場合、30分弱、料金にして3000円強かかるが、smacoを使えば15分200円なので400円という格安料金で済む。あるいは3000円強ということでいえば1時間800円なので、4時間ほど利用できる」というわけだ。

「そうすると新横浜から元町中華街に移動する間の色々なところに立ち寄ることができるし、あるいは元町中華街で食事をして、そのまま新横浜に戻ることもできる。こういう新しいクルマの使い方、移動の手段ができるかなと考えている。

さらに「出発地とは異なる目的地で車を乗り捨てて、そこから電車で帰る。あるいは出発地から最初の目的地で車から降りて、そこから次の場所まで電車で移動した後、再び出発地にカーシェアリングで戻ってくるといった、いろんな使い方ができ、お客様の利便性が増すと考えている」とも話していた。

《小松哲也》

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