GM 決算、リコールの影響で83%の減益…2014年第2四半期

自動車 ビジネス 企業動向
シボレー・カマロ
シボレー・カマロ 全 5 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMは7月24日、2014年第2四半期(4-6月)の決算を発表した。

同社の発表によると、売上高は396億ドル(約4兆0325億円)。前年同期の391億ドルから、1.3%増えた。一方、純利益は2億ドル(約203億円)にとどまり、前年同期の12億ドルに対して、83.3%の大幅な減益となった。

大幅な減益となった背景は、一連のイグニッション(点火)スイッチの不具合による大規模なリコール(回収・無償修理)に伴う費用が、収益を圧迫したため。

2014年第2四半期の世界新車販売台数は、250万6000台。前年同期比は0.6%増だった。市場別では、北米が93万台でトップ。前年同期比は5.7%増と、好調な米国経済を背景に、新車販売を伸ばした。

一方、シボレーの導入中止など、リストラに取り組む欧州は、33万6000台。前年同期比は11.4%のマイナス。南米は21万4000台で、前年同期比は18.4%減と後退した。中国では81万2000台を販売。前年同期比は8.1%増と伸びた。

GMのメアリー・バーラCEOは、「新型車の投入などにより、売上高は増えた。世界の全ての地域で、利益を生み出すよう、計画を実行していく」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る