住友電装、電波暗室付シャシダイナモ実験設備を持つ実験棟を新設

自動車 ビジネス 企業動向

住友電装は、電波暗室付シャシダイナモ実験設備を備えた実験棟を鈴鹿製作所に新設すると発表した。

同社の主要納入先である自動車業界は、電気自動車などの環境対応車両、安全運転を実現・支援するシステム、車内外との通信機能を拡充するソフト・ハードの開発などに注力している。これに伴って、エレクトロニクス製品や通信技術の一層の高速化・高度化・信頼向上が求められている。

同社グループでは、自動車メーカーの期待に応える製品開発を進めていくためには、大容量の情報通信や高電圧大電流が混在するワイヤーハーネスや、エレクトロニクス製品において、新型車開発の企画段階から信頼性を検証し、作り上げ、提案していくことが重要。

今回、実車走行状態における各種性能・事象の評価技術を構築することにより、顧客ニーズをいち早く織り込み、戦略的、提案型のコンセプトイン活動を進める目的から、実験棟を新設することにした。

実験棟には、電磁波の干渉・散乱を軽減するための電波暗室を設け、その中に、車両の走行状態を再現できるシャシダイナモを設置する。これにより車両走行状態での、車載電子システムの制御性能と、健全性を評価できる。より速い製品開発と、高い信頼性の作りこみが実現できるとしている。2016年10月から稼働させる計画。投資額は19億円。

《レスポンス編集部》

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