【メルセデスベンツ Cクラス 試乗】狙ったラインを外さない、軽快なハンドリングと俊敏なフットワーク…片岡英明

試乗記 輸入車
メルセデスベンツ C 180 アバンギャルド
メルセデスベンツ C 180 アバンギャルド 全 40 枚 拡大写真

走り出してわずか1kmほど走っただけでポテンシャルの高さが分かる。これが「W205」を名乗る第5世代(190シリーズから数えて)のメルセデスベンツ『Cクラス』だ。

【画像全40枚】

エクステリアは昨年秋に上陸した新型『Sクラス』に似たフォルムで登場した。スポーティななかに上品な味わいがあり、プレミアム性とエレガントさを強く感じる。

そして驚かされたのが、Sクラス並みに上質になったインテリアだ。見栄えをよくするために素材を吟味するとともに、精緻な仕上げとした。クラスを超えた高級感があり、タッチパッドを加えたコマンドシステムは新鮮味がある。フロントシートは先代よりフィット感が増した。リアシートも広くなっただけでなく座り心地がよくなっている。

が、それ以上に大きく進化したのは、走りの実力と快適性だ。最近のメルセデスベンツは、アジリティを重視している。

最新のCクラスもその例に漏れず、軽快なハンドリングと俊敏なフットワークを秘めていた。ワインディングロードでは気持ちよくノーズが狙った方向に向きを変える。ハイグリップタイヤを履いているかのように、ピタッと路面に吸い付いて狙ったラインを外さない。アルミ製ボディとシャシーは飛び抜けて剛性が高く、これが異次元の走りを生み出した。

先代のCクラスでは物足りなく感じたステアリングの操舵フィールも精緻だ。軽やかなハンドリングに加え、乗り心地も驚くほどよくなっている。荒れた路面でも足は滑らかに動く。スポーツモードを選ぶと引き締まった乗り心地になるが、フラットライドな乗り味はいささかも損なわれていない。

直列4気筒ターボエンジンも軽快なパワーフィーリングだった。「C180」が積む1.6リットルの直噴ターボでも実用域のトルクは厚みがあり、俊足だ。

2リットルの直噴ターボは、さらに余裕があり、痛快な加速を見せつける。そして特筆したいのが静粛性だ。外で聞くエンジン音は安っぽいのだが、車内にいると静粛性が高く、居心地のいい空間になっている。メルセデスが本気で送り出したのが最新のCクラスだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

片岡英明│モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集者を経てフリーのモータージャーナリストに。新車からクラシックカーまで、年代、ジャンルを問わず幅広く執筆を手掛け、EVや燃料電池自動車など、次世代の乗り物に関する造詣も深い。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

《片岡英明》

片岡英明

片岡英明│モータージャーナリスト 自動車専門誌の編集者を経てフリーのモータージャーナリストに。新車からクラシックカーまで、年代、ジャンルを問わず幅広く執筆を手掛け、EVや燃料電池自動車など、次世代の乗り物に関する造詣も深い。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『アウトランダー』に本格オフロード仕様登場か!? トライトン譲りの「レイダー」
  2. レクサス『ES』新型、世界初技術「レスポンシブヒドゥンスイッチ」採用…東海理化が開発
  3. レクサス『NX』ビッグマイナーチェンジはこうなる…新デザイン採用で商品力を大幅強化か
  4. ホンダ『シビックタイプR』受注停止のままモデルチェンジへ、登場は2026年秋か…最終デザイン
  5. トヨタ『RAV4ハイブリッド』新型、ケンタッキー工場で生産開始…米国最量販小型SUV
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国勢にも対抗する競争力のあるSDV開発に必要なものとは…アステモサイプレモス 木村篤仁氏[インタビュー]
  2. ボッシュ、ヒューマノイド向け需要拡大でロボティクス事業を強化
  3. アステモが執行役員を解任、「職務遂行の適切性に問題」…子会社社長も交代
  4. SDV時代、進化するアフターマーケットの“今”と“未来”が一堂に…「アウトメカニカ フランクフルト 2026」9月8~12日開催
  5. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
ランキングをもっと見る