ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツ傘下のスマートが7月中旬、ドイツ・ベルリンでワールドプレミアした新型『フォーツー』と『フォーフォー』。7月31日、両車の欧州販売が開始され、現地価格が公表された。
新型スマート フォーツーとフォーフォーは、ダイムラーとルノーの提携の成果を生かして開発。車台は2014年3月、ジュネーブモーターショー14でワールドプレミアされた新型ルノー『トゥインゴ』と共用する。駆動方式は、歴代フォーツーのRRレイアウトを継承。
新型フォーツーのボディサイズは、全長2690×全幅1660×全高1550mm、ホイールベース1873mm。現行フォーツー(全長2740×全幅1560×全高1540mm、ホイールベース1865mm)と比較すると、全長が50mm短くなり、全幅が100mm拡大。
一方、新型フォーフォーのボディサイズは、全長3490×全幅1660×全高1550mm、ホイールベース2494mm。新型フォーツー(全長2690×全幅1660×全高1550mm、ホイールベース1873mm)と比較すると、全長が800mm長く、ホイールベースは620mm延長された。
両車とも、リアに置かれるエンジンは、新型トゥインゴと共通で、2種類の直列3気筒ガソリンエンジンを設定。自然吸気版は、排気量999ccで、最大出力71hp、最大トルク9.3kgmを発生する。ターボ版はさらに排気量が小さい898ccで、最大出力90hp、最大トルク13.8kgmを引き出す。トランスミッションは、新開発の6速デュアルクラッチと、5速MTを組み合わせる。
7月31日、スマートは新型フォーツーとフォーフォーの欧州販売を開始。同時に、現地価格を公表した。ドイツでのベース価格は、新型フォーツーが1万0895ユーロ(約150万円)、新型フォーフォーが1万1555ユーロ(約160万円)。新型フォーツーは、先代と同価格に据え置かれている。