ピアッジオグループジャパンは、ベスパ『スプリント 150』の発売を開始。その発表会席上では、輸入権移管後の振り返りと、今後の展開についてが語られた。
ピアッジオグループジャパン代表取締役の新井文雄氏は、「1年6か月前に、ベスパの輸入権を移管。その後、ベスパの認知度を上げ、一人でも多くのお客様に安心して乗ってもらえるような施策を実行してきた。ベスパは、単なる移動の手段ではなく、まさにライフスタイル、イタリアを代表するファッションだということを発信し続けてきた」と振り返る。
また、販売店についても、「これまでは本社の基準に基づいた店舗はなかったが、現在、ピアッジオ、ベスパの販売店は20になり、年内中にも30店舗に達する予定だ」という。
これまで最も注力してきたことは、アフターセールスと整備だと新井氏。「適正なパーツ価格、そして、迅速なパーツ供給。さらに、24時間ロードサービス等で、かなり成果を上げてきた。ここ数カ月来、ベスパの伸びは、前年比2倍以上になった」と評価。
新井氏は、「日本のマーケットは成熟してきているが、本物志向の日本のユーザーにベスパは必ず合うブランドだと思う。われわれはベスパをファッションとして、並びにライフスタイルとしてのブランドだということを一人でも多くのユーザーに伝えていきたい」と語った。