【日産 ティアナ XV 試乗】夫婦のあり方変わったいまの時代にこそ必要なクルマ…岩貞るみこ

試乗記 国産車
日産・ティアナ XV
日産・ティアナ XV 全 10 枚 拡大写真

初代『ティアナ』が登場したときのコンセプトは「奥様を気遣うことのできる男性」とかなんとかだったはずで、ゆえに助手席にオットマンが装着された。

【画像全10枚】

そんな表現が新鮮に感じられる世の中だったゆえ、当時の私は密かに「夫婦で長距離ドライブをしたいと思っているのは夫だけで、妻はいっしょにいたくないんじゃないかなぁ」と、意地悪なことを思っていたほどだ。しかし、それから時は流れイクメンという言葉も当たり前になり、ミドルエイジの夫婦のあり方も激変した。靴下すら探しだせない夫も激減したんじゃないだろうか。ティアナは、いまの時代にこそ必要なクルマではないか。

ボディサイズは大きく伸びやか。世界戦略車らしく車内も広い。デザインは流麗で価格はひかえめ。インテリアの雰囲気は落ち着きがあり、カーナビなどの操作性も独特で使いやすい。そして、長距離ドライブが気持ちよくできるスタンスは貫いている。

まず、エクストロニックCVTの滑らかなことを挙げたい。CVTにありがちな、アクセルからの反応の遅さはほとんど、いや、まったくなく、まるでEVを操作しているみたいだと言ったら言い過ぎだろうか。そのくらいスムーズで出足がよく滑らかなのだ。そして、そのスムーズさが発揮されるのは燃費である。カタログ燃費は、14.4km/リットルだが、高速道路を流れにそって気持ちよく走らせても17km/リットルに届こうかという数字。インパネに現在の燃費が表示されるのだが、あまりの数字のよさに給油後に計算して確認したほどだ。

街乗りにはちょっと大きめのサイズ。でも、ロングホイールベースの高速安定性はよく、しなやかなサスペンションは長距離でも快適。大人の女性を気遣える大人な男性は、こうして目立たずさりげなく日常を心地いいものに変えていくんだろうな。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家
イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に取材中するほか、最近は ノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユーザー視点でのインプレを執筆。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. フォロフライの商用EV「F11VS」、3人乗りミドルルーフ仕様を受注開始…荷室高150mm拡大
  2. ホンダ『ステップワゴン e:HEV スパーダ』に特別仕様「ブラック エディション」、価格は418万5500円
  3. マツダの中国製EVがタイで攻勢、新型SUV『CX-6e』約580万円から発売…先行投入の『6e』は販売好調
  4. フィアット『トポリーノ』に2台のワンオフ、スピードスターと4シーター登場…ジウジアーロらが制作
  5. シトロエン『2CV』が復活、265万円で2028年までに市販化へ…パリモーターショー2026
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. 物流のAI革命「ロジスティクス4.0」の先にある商用車の新ビジネス…ローランド・ベルガー 小野塚征志氏[インタビュー]
  3. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る