民間調査会社のオートデータ社は8月1日、7月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は143万5342台。前年同月比は9.1%増と、5か月連続で前年実績を上回った。
米国ビッグ3では、首位のGMが25万6160台を販売。前年同月比は9.4%増と、5か月連続で前年実績を上回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、8.5%増の1万3537台と、2か月ぶりに回復。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比0.6%増の4万3519台と、4か月連続で前年実績を上回る。
トヨタに抜かれて、11か月ぶりに3位に後退したフォードモーターは、21万1467台を販売。前年同月比は9.5%増と、2か月ぶりの前年実績超え。主力中型セダンの『フュージョン』が、16.7%増の2万3942台と、3か月連続で増加。主力SUVの『エスケープ』は、18.9%増の2万6558台と、2か月ぶりのプラス。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、0.04%増の4万2097台と、2か月連続で前年実績を上回った。
クライスラーグループは、ホンダを上回り11か月連続の5位。その販売台数は16万7667台で、前年同月比は19.7%増と52か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、14%増の3万5621台と引き続き好調。クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』が、41%増の1万1370台と好調を保つ。
日本メーカーのビッグ3では、11か月ぶりに2位に浮上したトヨタが、21万5802台を販売。前年同月比は11.6%増と、5か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、14.7%増の3万9888台と、5か月連続で増加。新型『カローラ』は26%増の3万0833台と、4か月連続のプラス。『RAV4』は2万6779台を販売し、前年同月比は37.1%増と、好調が持続する。
ホンダは日産を上回り、4か月連続の5位。しかし、7月は13万5908台にとどまり、前年同月比は3.9%減と、2か月連続で前年実績を下回る。主力車の中では、『アコード』が11.3%増の3万5073台と、4か月連続のプラス。『CR‐V』は2万8522台を販売し、前年同月比は4.8%増と、2か月ぶりの前年実績超え。一方、『シビック』は3万0038台にとどまり、前年同月比は7.3%減と、5か月ぶりに前年実績を下回った。
6位の日産は、12万1452台を販売。前年同月比は11.4%増と、10か月連続の前年実績超え。主力の『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)が2万6654台を販売。前年同月比は9.8%減と、2か月連続で前年実績を下回る。『セントラ』は、53.7%増の1万7579台と、大幅増を維持。2013年12月にモデルチェンジした主力SUV、新型『ローグ』は1万6618台にとどまり、前年同月比は2.2%減と2か月連続で前年実績を割り込む。