ミシュラン、空気圧コントロールに対応した農業用トレーラー向けタイヤ「カーゴビブ」を発表

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ミシュラン、「ミシュラン・ウルトラフレックス・テクノロジー」を採用した初のトレーラー用タイヤ「ミシュラン・カーゴビブ・ハイフローテーション」を発表
ミシュラン、「ミシュラン・ウルトラフレックス・テクノロジー」を採用した初のトレーラー用タイヤ「ミシュラン・カーゴビブ・ハイフローテーション」を発表 全 1 枚 拡大写真

ミシュランは、タイヤ空気圧コントロールシステム装備の農業用トレーラーに適した「ミシュラン・ウルトラフレックス・テクノロジー」を採用した、初の農業用トレーラー向けタイヤ「ミシュラン・カーゴビブ・ハイフローテーション」を発表した。

大規模農業経営の農家などでは、施肥、飼料作り、干し草作りなどにハイテクトレーラーを使用しているが、新世代トレーラーには2~3つの車軸がある。トレーラーには、サスペンションシステム、ブレーキ、荷重や使用目的によってタイヤ空気圧を調整するシステムが装備されている。

トレーラー用タイヤには、集中的使用に持ちこたえることや、車軸1本あたり10トンを超える重い貨物を運ぶ耐久性も求められる。路上で最高時速60キロのスピードに対応するほか、草地を保護しながら、斜面を含むあらゆる農地で効果的なグリップ力を発揮する必要がある。

ミシュランのカーゴビブは、これらの要件に対応するように開発した。ミシュラン・ウルトラフレックス・テクノロジーを採用したタイヤのケーシングにより、タイヤ空気圧コントロールシステムを装備した車両に装着した場合、タイヤは農地での0.8バールから路面での4バールという空気圧の範囲で最高のパフォーマンスを発揮するよう設計。タイヤ空気圧をコントロールするシステムが装備されていない場合、一般的な競合製品では4~5バールの空気圧を要するが、カーゴビブは、平均空気圧2.5~3バールで動作する。

ミシュラン・ウルトラフレックス・テクノロジーによりフットプリントは、2バールで約17%、4バールで約37%拡大でき、トラクションの向上と、より効果的な土壌保護を実現するとしている。現在は純正装着タイヤとして搭載されているが、2015年初めには補修用タイヤとして市販する予定だ。

《レスポンス編集部》

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