栽培しにくい日本酒米をクラウドで支援…富士通が日本酒を変える

エンターテインメント 話題
「山田錦」栽培田の様子
「山田錦」栽培田の様子 全 3 枚 拡大写真

 旭酒造と富士通は4日、旭酒造が製造・販売する日本酒「獺祭(だっさい)」の原料となる酒造好適米「山田錦」の生産量増加と安定的な調達に向けた取り組みを発表した。

 「山田錦」をはじめとする酒造好適米の生産量は横ばいが続いており、全国で不足状況が続いている。加えて、「山田錦」は、倒伏しやすい、収量が安定しないなどの栽培面での難しさがあり、生産者が増えにくいとされている。

 両社は4月より、山口県内の「山田錦」を生産する農家に、富士通の食・農クラウド「Akisai」(アキサイ)を導入。農業生産管理SaaSおよびマルチセンシングネットワークを活用した、栽培作業実績情報の収集・蓄積、データの見える化を行っている。これにより生産量を増加させるのが狙いだ。

 今後、旭酒造は蓄積された栽培情報を基に、農業関係者の協力も得て、「山田錦」の安定栽培技術を確立させ、2015年度以降は、この取り組みに参加する生産者をさらに増やし、地域特性に対応した「山田錦」の栽培暦の質向上を目指す。

旭酒造、日本酒「獺祭」原料米の栽培に食・農クラウド活用

《冨岡晶@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る