韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)の主力中型セダン、『ソナタ』。米国で最新モデルが2度のリコール(回収・無償修理)を発表した同車だが、先代モデルも大規模なリコールを行うことが分かった。
これは7月30日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。「先代ヒュンダイ ソナタのおよそ88万台に関して、ヒュンダイの米国法人からリコールの届け出を受けた」と公表している。
今回のリコールは、トランスミッションの不具合によるもの。NHTSAによると、先代ソナタの一部に、オートマチックトランスミッションのシフトケーブルが外れる可能性があるという。
シフトケーブルが外れた場合、ギアが正しく選択できなくなり、シフトレバーがパーキングの位置でも、サイドブレーキをかけていない状態では車両が動き出し、事故のリスクが高まる。
リコールの対象となるのは、2009年12月中旬から2014年5月下旬にかけて生産された、2011-2014年モデルの先代ソナタ。米国で販売された88万3000台がリコールに該当する。