五能線の全線再開は1カ月後か…大雨で道床流出

鉄道 企業動向

8月初めからの大雨の影響で運転見合わせとなった鉄道各線のうち、JR北海道の留萌本線が全線の運転を再開した。一方、JR東日本の五能線とJR四国の土讃線は道床流出や築堤崩壊などの被害が発生しており、全線再開までには時間がかかる見込みだ。

8月8日19時までにまとめた、主な見合わせ区間は以下の通り。台風11号の接近による大雨の影響で、新たに運転見合わせとなった区間が増えている。

JR東日本は奥羽本線(山形線)福島~米沢間、仙山線愛子~山形間、陸羽東線鳴子温泉~新庄間、釜石線全線、花輪線大館~鹿角花輪間、五能線岩館~深浦間の運転を見合わせている。このうち五能線は岩館~大間越間で道床流出、白神岳登山口~松神間で護岸流出の被害が発生している。

秋田支社によると、五能線の全線再開は1カ月程度かかる見込み。当面の間、東能代~岩館間と深浦~川部間で折返し運転を行い、岩館~深浦間はバスによる代行輸送を行う。

JR四国は土讃線大歩危~土佐山田間の運転を引き続き見合わせているほか、須崎~窪川間でも運転を見合わせている。このうち大歩危~土佐山田間は、土佐穴内~大杉間など複数の区間で土砂崩壊や築堤崩壊、土砂流入などの被害が発生している。

《草町義和》

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