ルノー ルーテシア GT…ユーザーニーズに合わせて選択肢拡大

自動車 ニューモデル 新型車
ルノー・ルーテシアGT
ルノー・ルーテシアGT 全 16 枚 拡大写真

ルノー・ジャポンから発売が開始された、『ルーテシアGT』は、同社の柱となるルーテシアシリーズの追加モデルだ。導入理由は、ユーザーニーズに合わせた選択肢を増やすことで、より認知度を高めることが目的のひとつだという。

そう話すのは、同社マーケティング部チーフプロダクトマネージャーのフレデリック・ブレンさん。ルーテシアGTは、エンジンやギアレシオを含めたミッションは全く同じで、外観や内装、シャシー面でルノー・スポールの手が入ったものである。

ドライビング面での、大きな特徴の一つとしてブレンさんは“RSドライブ”を挙げる。「(スイッチをオンにすることで)アクセルマッピングが変更され、アクセルに対して(エンジンの)反応が良くなる。一定速度でスイッチをオンにすると、アクセルワークですぐに変わったことが感じられるはず」と話す。

また、ギアシフトのタイミングが「0.2mmセカンドが0.17mmセカンドに速くなる」とブレンさん。因みに『メガーヌRS』などのRSドライブに装備されるレースモードは備えられないため、ESPなどの完全オフは出来ない。

電動パワーステアリングに関しても、「アシスト量も減らして、よりダイレクト感のあるフィーリングが得られるようになるほか、アイドリングの回転数が(標準より)200rpmから250rpm上がる」と述べる。

表示面では、サイドブレーキ脇にあるRSドライブをスイッチオンすると、メーターパネルにRENAULT SPORTというグリーンランプが点灯する。そして、レヴリミッター1000rpm手前くらいからイエローに、レブリミットでは赤に変化して行くなど、運転した時の雰囲気作りも含めてスポーティに仕上げていることを強調した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る